AC療法を受けた後について
点滴が終わると、直ぐ帰ることができました。
全然変化もなく、普通でしたが、
注意として、「今日は水をたくさん飲んで体の中の余分な抗がん剤を出してください」と言われました。
アドリアマイシンの影響で、赤い尿がしばらく続きます。
炎症の原因になるので、普通の尿になるまで、出し切ったほうが良いそうです。
私は、あまりに体調に変化がなかったので、買い物によったりしてノンビリしていましたが、突然目が回るような気持ち悪さに襲われました。
ココから、副作用の始まりです。。。
自分で車を運転していたんですが、意識が朦朧として、目が回り、吐きたくて仕方なくなりました。
この時、吐かないほうが良いそうです。
一度吐くとクセになって、毎回吐いてしまうようです。
私は、なんとか家に戻り、そこから2日間は寝たきり生活に入りました。
<吐き気対策>
最初の2日間は、イメンドカプセルを服用します。
その後は、吐き気止め(デカドロン錠)を3日間服用しました。
<用意しておいたほうが良いもの>
私は体を冷やすと、具合の悪さが落ち着く感じがしたので、
- 冷えピタ
- 保冷剤
- アイス(ICE BOXや白くまなどの氷系)
最初の1日は、何も食べられなかったので、アイス氷を口に含んでました。
夏だったこともあり、冷房をつけてずーっと寝ていました。
休職できる方は、治療に専念が出来て良いかもしれませんが、私は派遣社員をしていたので、「休職=辞める」という事でした。
がんセンターの相談窓口で相談すると、「仕事は辞めないでください。治療をしながら仕事ができますよ」と言われたので、金曜日に抗がん剤を投与し、月曜日はお休みをもらい、土日月でゆっくり休んでから出勤するという形を取りました。
休めない方は、参考にしてください。結果、とても良い方法でしたよ。
火曜日も、まだ具合が悪かったですが、仕事をしてると副作用に気がいかないので、回復が早かったように感じました。
4日ほどたつと、体調は回復します。
食欲も出てきますので、ほんの数日の我慢です。
<治療中注意したほうが良いこと>
- 外出はマスクをする(免疫力が低下しているので、感染しやすいため)
- 日に焼けないようにする(私は顔にシミがたくさんできてしまいました)
<脱毛について>
最初の2週間は、髪の毛は全然抜けません。
もしかしたら、私は脱毛はしないかも??なんて淡い期待をしてしまいます。
2週間を過ぎたころ突然、頭皮が痛痒くなって、シャンプーの度、抜ける量が増え、ちょっと引っ張るだけで抜けます。抜けきるまで、頭皮の痛痒さがひどく、つらかった覚えがあります。
抜け始めて、薄く感じ始めたころにウィッグを被りました。
私は、元々ロングヘアだったのですが、抜ける前に用意したウィッグと同じような髪型にしておきました。
ウィッグを被った時は、周りから「今日ちょっと雰囲気違うね」と言われたけれど、本当に気付いている人はいなかったような、気づかないふりをしてくれたのか分かりませんでしたが、スムーズにウィッグに移行できました。
<職場の人への対応>
検査で、頻繁に休みだしたころ、周囲から「なんであんなに休んでるんだ?」という声が上がっているから、理由を言わないと働きにくくなると上司に言われたので、渋々公表することになりました。こういうデリケートな問題は、なってみないと気持ちはわかってもらえないものです。私は「かわいそう」とか思われたくなかったから、本当に言いたくなかったです。でも、公表したことにより、周囲の協力が得られたのは本当に助かりました。
<発熱したら>
37.5度以上の発熱をしたら、病院に連絡しましょう。
私は、毎回発熱したので、病院に電話して、予め擁してあった抗菌剤を1週間服用しました。
<便秘>
吐き気止めが原因で、内臓が動いている感じがせず、ひどい便秘になりました。
たくさん下剤を服用しましたが、これ地味につらい副作用の副作用でした。
また、思い出したら追記します。