若年性じゃないトリプルネガティブ乳がん克服ブログ

トリプルネガティブ乳がんを宣告されてから私がしたこと

抗がん剤AC療法1回目の経過について

初めての抗がん剤の経過をお話ししてみたいと思います。

 

投与後から4日目までは、目が回るような気持ち悪さがずっと続きました。

 

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そして、体が熱を持っている感じで、冷やすと楽になりました。

 

この辺りについては、こちらをご覧ください。

torinega.hatenablog.com

 

また、下着の締め付けがあると、気になるので、

ゆるゆる位の下着やパジャマを用意したほうが良いと思います。

私は、マタニティ用のパジャマを着ていました。

こんな感じです

 

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【マタニティ ホームウェア】(Fairy)ボーダーバスローブチュニック【ルームウェア リラックスウエア パジャマ ナイティ 妊婦服 マタニティー】

ちなみにブラも前開きのマタニティ用でした。

これは、今でも診察の時はつけています。

 


【ワコール/wacoal】【マタニティ】MBQ129 バーシングブラ 前開きタイプ ブラジャー QD/QGサイズ

ちょっとでも締め付けがあると、私は気になったので、こういうのを利用していました。前開きブラは、入院中も使えますし、手術後はしばらく普通のブラは痛くて使えないので、何枚か持っていると重宝しますよ。

 

この出で立ちに、プラス冷えピタで完璧です。

具合悪いのがまぎれる感じでした。

人によると思うので、自己判断でお試しください。

 

食べ物は、私は初日が特に具合悪さMAXだったので、

2日くらいは、食べ物を受け付けられず、ひたすら氷を食べていました。

 

味付きのアイスボックスもあって、オレンジ味とか、グレープ味とかを

ずっと食べてました。

これ勧められる方法ではありませんね。

でも、何も食べないよりは良いかなレベルです。

あと、セブンの白くま。こればっかり食べていて、あの頃を思い出すので、今は一口も食べたくありません(涙)

 

もう5年経ってるので、記憶がだんだん薄れており、

治療記録を細かくつけさせられてつけていたので、確認してまたアップします。

何か聞きたいことがあれば、遠慮なくコメント欄に入れてくださいね。

話を聞いてほしいとかでも全然OKです。

私で分かる事であれば、お教えします。

ホルモン治療、全摘、再建はしていないので、この辺りの質問にはお応えできないと思います。すみません・・・

 

 

 

 

 

 

脱毛対策について

抗がん剤を投与してから、2週間位経つと脱毛が始まりました。

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これが、見た目にも病人ぽくなるので、かなりこたえました。

しばらく友人に会うのが、億劫になりました。

特に、久しぶりに連絡をくれた方には、

「今は忙しいので、落ち着いたら会おう」

とウソをつく始末です(涙)

 

私は、あまり人に話したくなかったんですよね。

 

だから、ネットで闘病ブログを検索して、同じ症状を確認したり、勝手に心強く感じたりしていました!

 

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話を脱毛に戻しますが、これ全身の毛が全て抜けてしまいます。

私は、元々毛深くなかったので、抜けやすかったのかもしれませんが、髪も、まつ毛も、眉毛もなくなると、病人さが、一層増したようでした。

 

<髪の毛>

ウイッグまたは、髪の毛つき帽子で対応しました。

帽子は、入院中もずっと被っていました。

これが一番自然に見える感じでしたね。

会社には、帽子は禁止なので普通のウィッグを被っていきましたが、

夏だったこともあり、もの凄く暑かったです。

暑さ対策で、長い保冷剤をショールに隠して巻いてました

おススメです!

 

<眉毛>

眉毛もすべて抜けました。

アイブロウで描いて対応は、今まで通りですが、

自眉毛がないと、描くのが結構難しいです。

テンプレートなど使用して描くと良いですよ。

 

<まつ毛>

まつ毛が無くなると、目にゴミが入りやすくなります。

ただでさえ免疫力が落ちているので、私は何度も結膜炎にかかりました。

自然に見える「つけま」でしのぎました。

 

抗がん剤投与中は、肌がどす黒くなりますが、

女性にはメイクがあるので、なんとか乗り切ることはできますよ。

 

何か質問があれば、コメント欄に入れてくださいね!

 

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

抗がん剤投与中について

昨日お話したことを、3週間に1回の割合で4回投与していきます。

2回目からは、毎回血液検査をして、

白血球の数値が戻っているか?

他の臓器の数値は抗がん剤に耐えられるか?

等確認します。

私は、たまたま1度も休むことなく計画通りに進めることができましたが、

数値が悪く1週見送ったとしても、気にしないで良いとのことです。

焦りもストレスになりますし、がんにストレスは一番よくない気がします。

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自分ががんになった最大の理由は、ストレスじゃないかと思っています。

乳がんになる前の年、

21年飼っていた愛猫が亡くなったこと、

その半年後に、最愛の父が亡くなったなど不幸が続きました。

これがすべてとは思いませんが、大切な存在を続けて亡くすのは、最大のストレスになりえるそうですので、少なからず影響はあったと思っています。

 

私は、普段は明るく元気なのですが、落ち込むときはドーンと落ち込み、落ちるところまで落ちてから這い上がるタイプだと思っていて、この自分を追い詰めるのは良くないクセだと思って、治したいと思っています。

 

話が脱線しましたが、抗がん剤治療中は、特に免疫力が低下しますので、気持ちで負けてしまうとがんにも負けてしまう気がするので、「絶対治す!負けない!」気持ちが大切なんじゃないかと私は考えています。

 

でも、本当につらい時、気持ちを分かってほしい時は、聞いてくれる信頼のできる方にお話しするのが良いと思います。

もし、周りに話せる方がいない。話したくない。とお思いでしたら、コメントいただければ、お返事いたします。

私は、乳がん経験者ですし、他の人より気持ちはわかってあげられるんじゃないかなぁと思います。

私は、友人1人にお話ししましたが、彼女に与えた荷が重すぎたんじゃないかと思いました。変に気を使われるのも、悲しかったです。

 

今日は、当時の気持ちが込み上げてきて、脱線ばかりになりごめんなさい><

AC療法を受けた後について

点滴が終わると、直ぐ帰ることができました。

全然変化もなく、普通でしたが、

注意として、「今日は水をたくさん飲んで体の中の余分な抗がん剤を出してください」と言われました。

アドリアマイシンの影響で、赤い尿がしばらく続きます。

炎症の原因になるので、普通の尿になるまで、出し切ったほうが良いそうです。

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私は、あまりに体調に変化がなかったので、買い物によったりしてノンビリしていましたが、突然目が回るような気持ち悪さに襲われました。

ココから、副作用の始まりです。。。

自分で車を運転していたんですが、意識が朦朧として、目が回り、吐きたくて仕方なくなりました。

この時、吐かないほうが良いそうです。

一度吐くとクセになって、毎回吐いてしまうようです。

私は、なんとか家に戻り、そこから2日間は寝たきり生活に入りました。

<吐き気対策>

最初の2日間は、イメンドカプセルを服用します。

その後は、吐き気止め(デカドロン錠)を3日間服用しました。

<用意しておいたほうが良いもの>

私は体を冷やすと、具合の悪さが落ち着く感じがしたので、

  • 冷えピタ
  • 保冷剤
  • アイス(ICE BOXや白くまなどの氷系)

最初の1日は、何も食べられなかったので、アイス氷を口に含んでました。

夏だったこともあり、冷房をつけてずーっと寝ていました。

 

休職できる方は、治療に専念が出来て良いかもしれませんが、私は派遣社員をしていたので、「休職=辞める」という事でした。

がんセンターの相談窓口で相談すると、「仕事は辞めないでください。治療をしながら仕事ができますよ」と言われたので、金曜日に抗がん剤を投与し、月曜日はお休みをもらい、土日月でゆっくり休んでから出勤するという形を取りました。

休めない方は、参考にしてください。結果、とても良い方法でしたよ。

火曜日も、まだ具合が悪かったですが、仕事をしてると副作用に気がいかないので、回復が早かったように感じました。

4日ほどたつと、体調は回復します。

食欲も出てきますので、ほんの数日の我慢です。

<治療中注意したほうが良いこと>

  • 外出はマスクをする(免疫力が低下しているので、感染しやすいため)
  • 日に焼けないようにする(私は顔にシミがたくさんできてしまいました)

<脱毛について>

最初の2週間は、髪の毛は全然抜けません。

もしかしたら、私は脱毛はしないかも??なんて淡い期待をしてしまいます。

2週間を過ぎたころ突然、頭皮が痛痒くなって、シャンプーの度、抜ける量が増え、ちょっと引っ張るだけで抜けます。抜けきるまで、頭皮の痛痒さがひどく、つらかった覚えがあります。

抜け始めて、薄く感じ始めたころにウィッグを被りました。

私は、元々ロングヘアだったのですが、抜ける前に用意したウィッグと同じような髪型にしておきました。

ウィッグを被った時は、周りから「今日ちょっと雰囲気違うね」と言われたけれど、本当に気付いている人はいなかったような、気づかないふりをしてくれたのか分かりませんでしたが、スムーズにウィッグに移行できました。 

<職場の人への対応>

検査で、頻繁に休みだしたころ、周囲から「なんであんなに休んでるんだ?」という声が上がっているから、理由を言わないと働きにくくなると上司に言われたので、渋々公表することになりました。こういうデリケートな問題は、なってみないと気持ちはわかってもらえないものです。私は「かわいそう」とか思われたくなかったから、本当に言いたくなかったです。でも、公表したことにより、周囲の協力が得られたのは本当に助かりました。

<発熱したら>

37.5度以上の発熱をしたら、病院に連絡しましょう。

私は、毎回発熱したので、病院に電話して、予め擁してあった抗菌剤を1週間服用しました。

<便秘>

吐き気止めが原因で、内臓が動いている感じがせず、ひどい便秘になりました。

たくさん下剤を服用しましたが、これ地味につらい副作用の副作用でした。

 

また、思い出したら追記します。

 

抗がん剤AC療法について

私が初めて受けたがん治療は、抗がん剤治療でした。

アドリアマイシンとシクロフォスファミドを組み合わせたAC療法という標準治療です。標準治療とは、普通の治療と解釈する方がいらっしゃるようですが、統計的に結果が出ている治療法の事です。

 

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アドリアマイシンは、心毒性があるので、一生のうちに決まった量しか投与ができない強力な抗がん剤です。これで、がん細胞を破壊しますが、他の正常な細胞まで破壊してしまうため起きるのが、副作用です。

 

<AC療法による主な副作用>

脱毛、吐き気、嘔吐、白血球減少、口内炎、皮膚や爪の変化、卵巣機能低下など

 

アドリアマイシンは、真っ赤な液体で見るからに毒々しい感じです。

今でもこの抗がん剤を見るだけで、吐き気を感じます(涙)

でも安心してください。

今は、副作用に本当に良く効く薬が出ているので、ドラマで見るような吐きまくるようなことはないと思います。

 

<AC療法の流れ>※私の場合

3週間に1回のサイクルで通院にて点滴

  1. 吐き気止め(イメンドカプセル)を投与1時間前に服用
  2. アドリアマイシン投与
  3. シクロフォスファミド投与
  4. 生理食塩水で血管内の抗がん剤を洗い流す

<投与中の副作用予防法>気休め程度・・・

  • 投与中は、口に氷を入れてなめておくと「口内炎」予防になる
  • 頭を冷やしておくと脱毛しづらい(私は試していないが、病院によっては冷やす帽子のようなものを用意してくれるところがあるようです)

私が治療を受けていたがんセンターでは、通院治療センターというところで投与されます。カーテンで仕切られた半個室になっており、リクライニングチェアとテレビがあり、食べ物や雑誌も持ち込み自由でした。

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こんな感じです。

まだ、点滴中は特に具合が悪くなることもありませんでした。

この通院治療センターの看護師の方々は、ゴーグルにエプロンをして投与するので、何故か理由を尋ねたら「この抗がん剤は、皮膚につくと皮膚障害が起こるから」とのことでした。そんなもの体に入れて大丈夫なのか?と不安になりましたが、結果的に、私はこの抗がん剤でがんが無くなりましたので、副作用に負けないで希望を持って受けてください。(効き目は個体差があるため、受けてみないと効く効かないが分からないそうです。)

治療前の準備について

治療方針が決まったら、次は用意するものがあります。

 

乳がん治療の抗がん剤は、必ず「脱毛」という副作用があります。

そのために「ウィッグ」を準備することでした。

欲しいものを探すのとは、訳が違って、欲しくもないウィッグを探すのは、

結構苦痛でした。

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また、医療ウィッグは、めちゃめちゃ高い!!

確かに、人毛100%で手植えで自然なものとなると仕方ないのかもしれません。

医療費控除の対象外ですし、これから高額な治療を受けるのに、

高価なウィッグは、私には手が出ず、毎週末にウィッグ探しに出かけました。

 

抗がん剤治療が始まったら、どの位体調が悪くなるのかも

分からないので、始まる前に用意しておいたほうが良いです。

病院からも、たくさん資料をもらえるはずです。

私が購入したのは、

 

手頃な価格で、自然なウィッグを探せたので、良かったです。

結局、ロング1個、ボブスタイル2個の計3個を購入しましたが、

手入れも楽で、大変助かりました。

 

髪の毛は、人毛ではなくファイバーです。

見た目も自然なツヤです。

ボブスタイルのウィッグは、髪の毛に合わせてリメイクしていったので、

もう、原形がないのですが、ロングはそのまま残っているので、

欲しい方がいらっしゃいましたら、プレゼントしたいと思います。

これは、おしゃれ用ではなく治療に必要な方にお譲りしたいです。

 コメント欄に入れていただければ嬉しいです。

 お待ちしています!

 

 

治療について

きっと「セカンドオピニオン」とかした方が良いのかもしれませんが、

私は、たった2週間で倍の大きさになってしまったので、

考える余地がありませんでした。

主治医となってくれた先生からは、

  1. すぐ手術して全摘
  2. 術前化学療法(抗がん剤)をして様子を見てから手術

  全摘か部分切除かは、結果次第

この2択を言い渡されました。

全摘でも、キレイに再建してくれるそうなので、それでも良いかとも思いましたが、

取らなくても良くなるならば、部分切除の方が、体の負担が少ないと思いました。

部分切除はデメリットもあって、必ず1か月間の放射線治療があります。

全摘の場合はありません。

すぐ手術すれば、がんを取り除くことができます。

術前に抗がん剤をすると、もしかしたら全然効かないで、もっと大きくなる可能性もあります。

 

メリット、デメリットが両方にあります。

迷っている暇はありません。

主治医を信じて、進めてくれた「術前の抗がん剤」を選択しました。

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私の治療スケジュールは、

  1. 6月~8月 3週間に1回×4 AC療法(A=アドリアマイシン、C=シクロフォスファミド)
  2. 9月~11月 3週間に1回×4 ドセタキセル療法
  3. 12月 手術
  4. 2月 放射線治療

これで決まり、最速の6月21日からの治療スタートになりました。

このスピードで治療が開始できたことが、良かったんだと今となっては思います。

 

がんセンターでは、手術待ちの方が大勢いて、直ぐ手術はできないので、

術前化学療法を進められたのかもしれません。

抗がん剤は、白血球の値や他の数値等を見て、投与できるか毎回検査があります。

計画的に進んだ場合の、スケジュールとなり、

白血球の値が低くて戻ってない

肝臓の値が悪い

腎臓の値が悪い

等、いろんな事で1週お休みするのも珍しくありません。

治療が始まったら、焦らずじっくり治していくことが大切です。